共同創造 交流ギャラリー

サービスを利用する人が、サービスをデザインするのに最適な人材だ」という理念のもと、精神障害のある人が精神保健サービスをデザインしたり、子どもたちが教育サービスをデザインしたり、元受刑者が刑務所の建物やプログラムをデザインしたりする取り組みを、共同創造(co-production)と言います。共同創造は、医療や教育といった公的サービスだけでなく、新しい知識や技術を生み出す「研究」という営みにおいても行われはじめています。

 日本でも、障害や病気、子育てや働くことの困難など、様々な苦労を抱える当事者が、研究対象になるのではなく研究者となって、似た苦労を抱える仲間とともに、苦労のメカニズムや対処法を研究する「当事者研究」という実践が広がりつつあります。このページでは、共同創造を推進するために、東京大学で活躍するユーザーリサーチャー(※)が進めている当事者研究の紹介ビデオを掲載します。様々な専門分野を背景にもつ研究者の皆さん、興味のある当事者研究がありましたら、各動画の詳細欄にあるコンタクトフォームからご連絡をいただけると嬉しく思います。 

また、既存の研究が、研究者コミュニティから評価されるだけでなく、研究対象となった属性をもつ人々や、その研究内容が自らの生活に大きな影響を与える人々の視点からも評価されることは、その研究が、対象集団や社会に害を与えず役に立つものになっているかどうかを考える上で重要です。本ページでは、既存の研究を分かりやすく紹介する動画を掲載しています。そして、それぞれの動画には、研究内容に直接関連する当事者の属性が、タグとして記載されています。タグにあてはまる属性をもつ皆さん、是非、動画の詳細欄にあるアンケートフォームから、動画を視聴したあとにコメントをお寄せいただければと思います。

 ※ユーザーリサーチャー:サービスや知識、技術を利用する本人(ユーザー)が、サービス、知識、技術を生み出す研究者(リサーチャー)になるために作られた研究職種。イギリスでは主に精神医学の領域で実装されていたが、東京大学では2018年から制度化された。

ユーザーリサーチャーによる研究紹介

多分野の研究者による研究紹介