2020年1月9日、10日の両日、東京大学先端科学技術研究センターにて、インクルーシブ・デザイン・ラボプロジェクトのキックオフシンポジウムを開催いたしました。こちらのページでは、登壇者のみなさまのご講演内容を順次公開いたします。掲載をご快諾くださった登壇者のみなさまに心より感謝申し上げます。
なお、英語でのご講演については、日本語訳も作成して公開する予定です。
1月9日
開会の挨拶
神崎亮平(東京大学先端科学技術研究センター所長)
インクルーシブ・デザイン・ラボプロジェクトの2つの柱
熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野)
並木重宏(東京大学先端科学技術研究センター生命知能システム分野)
綾屋紗月(東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野)
運動障害のある人にとってアクセシブルな教育研究環境
並木重宏(東京大学先端科学技術研究センター生命知能システム分野)
研究プロセスの作業分析
玉垣努(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部リハビリテーション学科作業療法学)
基調講演1:視覚障害のある人にとってアクセシブルな教育研究環境
Joshua Miele(Amazon)
視覚障害のある学生への理系科目支援
鳥山由子(全国高等学校長協会入試点訳事業部)
女子刑務所の当事者研究
上岡陽江(ダルク女性ハウス・東京大学先端科学技術研究センター)
薬物事犯により刑務所に収容される女性のための国際的アドボカシー
古藤吾郎(日本薬物政策アドボカシーネットワーク)
当事者主導の女子薬物依存回復支援法開発
大嶋栄子(NPO法人リカバリー)
ユーザーリサーチャーの取り組み
宮西勝子・牧野麻奈絵・喜多ことこ・廣川麻子(東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野)
精神保健サービスにおけるピアワーカー・ユーザーリサーチャーの世界的動向
山崎修道(東京都医学総合研究所)
1月10日
インクルーシブデザインのデザインとは
伊藤節(STUDIO ITO DESIGN/東京大学先端科学技術研究センターフェロー)
建築環境のユニバーサルデザイン
松田雄二(東京大学工学系研究科)
スマートライフケア共創工房の取り組み
柴田智広(九州工業大学大学院生命体工学研究科)
Keynote Lecture2: Inclusive Robot Oriented Design(I-ROD)
基調講演2:ロボットアンビエンスによる健康なワークライフインクルージョン
Thomas Bock(ミュンヘン工科大学)
支援機器開発における当事者参加の設計論的意義
硯川潤(国立障害者リハビリテーションセンター福祉機器開発室)
How to Co-Design an Inclusive Laboratory
インクルーシブな研究室をコ・デザインするには
Scott Kupferman(コロラド大学コロラドスプリングズ校)
Keynote Lecture 3: Challenges and Opportunities to Promote the Universal Accessibility and Social Inclusion in China
基調講演3:精華大学Institute for Accessibility Developmentの挑戦
Lei Shao(精華大学無障碍発展研究院 Institute for Accessibility Development)
基調講演4:解放研究としての当事者研究の可能性 私たち抜きに私たちの研究をしないで!
Karen Nakamura(カリフォルニア大学バークレー校)
フラッシュトーク
1)「ソーシャルマジョリティ研究」の障害学生インターンシップでの活用(日本IBM/綾屋)
2)企業における「当事者研究」の活用(電通/熊谷)
3)アクセシブルな研究室のコ・デザイン(ヤマト科学・GKデザイン機構/並木)
4)国際連携(スイス大使館/熊谷)
大学の学生・研究者への基礎的環境整備と合理的配慮
川島聡(岡山理科大学経営学部経営学科)
障害者権利条約とは
石川准(東京大学先端科学技術研究センター/静岡県立大学国際関係学部)