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勝谷 紀子
勝谷 紀子
KATSUYA Noriko
東京大学 先端科学技術研究センター 当事者研究分野 特任助教
聴覚障害
心理学と社会福祉学が専門で、抑うつになりやすい特性を持つ人の対人行動、抑うつへの社会的イメージ、情報リテラシーの研究などに取り組んできました。

私自身が難聴と診断された経験がきっかけで、難聴者の心理学的研究にも取り組んでいます。軽中度難聴者におけるストレスの研究、中途で難聴になった方への心理的な支援策を考える研究などを行ってきました。

難聴と診断されたものの原因不明、自分でも説明できない「声は聞こえるのに言葉か聞き取れない」状態が長く続きました。2017年にオーディトリー・ニューロパシーという蝸牛神経の働きが悪くなるめずらしい病気とようやくわかり、右に補聴器、左に人工内耳となりました。現在は当事者研究の効果を調べる研究のほか、人工内耳を装用した自分自身を対象とした「当事者研究」にも取り組んでいます。