理系分野におけるバリアを減らすためのガイドライン
障害のせいで学問をあきらめない/あきらめさせないために
障害の有無に関係なく教育や研究に参加できるように大学を包摂的にしていくことの必要性は、広く認識されるようになってきました。しかし、特に理系分野では、実験や実習が必要になることもあり、障害のある人たちの参加がより遅れがちになっていると思われます。
当事者が理系は無理そうだとあきらめてしまうこともあるでしょうし、周囲の人々が無理だと決めつけてしまうこともあるでしょう。そこで、理系分野におけるバリアを減らしていくためにはどのような方法がありうるか、具体的な提案としてガイドラインを作成することを目指します。
海外の先行する取り組みなども参考にしつつ、日本向けのガイドラインをまとめていきます。検討を必要とすることが多岐にわたるため、障害のある当事者、障害に関する研究者、実験教育を担当する教職員、企業やNPOでダイバーシティとインクルージョンを推進している方など、東京大学内外の多くの専門家の方々にご協力をいただいております。